
中学校の教師になるためには、大学で座学の勉強も大切ですが、教育実習も重要です。でないと教員免許の資格が取得できませんので。教育実習を経験して初めて理論と実践がつながることが実感できます。そして、学校現場で教育実習という教育実践をすることで、教職への適性や情熱があるかを考える貴重な機会にもなります。
それと、小学校から高校の間に、教育実習生の授業を受けたり、部活動などで実習生と接したりした経験を持つ人が多いことから、教育実習のイメージは抱きやすいことと思います。
さて、「教育実習」も教職課程の一科目です。履修するに当たって、条件を満たすことで教育実習ができるわけです。いきなり大学入学して教育実習というわけにはいきません。それなりの必要な単位を取得して教育実習というわけです。
ブログ管理人「とんかち」の場合は、大学3年生時に、大学の附属中学校で1週間の観察実習がありました。名のとおり「観察」がメインの実習でした。大学4年時に、大学の附属中学校で4週間の「基本実習」がありました。まさに、専門の授業や道徳、特別活動、清掃指導、クラブ活動などいろいろと指導教官の下で実践を積みました。
実習の終盤には「研究授業」を行ない、指導教諭の他、校長・教頭先生や同じ教科の先生方が授業を参観してくださり、授業後には反省会が開かれました。かなり長い時間の反省会だったと記憶しています。授業者として反省・感想を述べ、参観した先生方から指導・助言をいただきました。毎日の授業のための教材研究も大変でしたが、実習前に配布された「教育実習日誌」に毎日、実践内容等を記入していくことも大変だった記憶があります。もちろん手書きでした。毎日、指導教官からコメントをいただきましたがありがたかったです。というわけで、基本実習の4週間は、かなり鍛えられました。
この「基本実習」が終わると2週間の「応用実習」がありました。出身中学校での実習です。大学の附属中学校での「基本実習」は、生徒が実習生慣れしているので、授業では必ず誰かが挙手したり、いろいろと生徒に助けてもらうことがありました。不思議と指導案通りに授業が成り立っていました。これって、最初は助かると思いながらも後半からは、情けない気持ちにもなりました。それが「応用実習」では、真の教育実習でした。授業で意味のわからない発問をすると、当たり前かもしれませんが誰も挙手しません。指導案通りに授業が進まないこともありました。
でも、生徒たちは、たとえ教育実習生であろうが先生と思って接してくれました。実習最終日は、生徒も私も涙、涙のお別れでした。
この感動こそが、「絶対に教師になってやるぞ」の決意になったことは言うまでもありません。
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